女性とセックスするためには、
時には「エッチしたい」という気持ちに
なってもらわなければなりません。
というか、彼女とセックスする時以外は、
まず必要なことになるでしょうね。
彼女とセックスするのであれば、
別に彼女を欲情させるためにあれこれしなくとも、
「エッチしようよ」の一言でいいわけです。
それこそしたい時に軽く抱きしめるだけでも、
そういう雰囲気に勝手になっていきます。
それはというのも、付き合っている男女の間には
壁がないからなんですね。
壁がなくオープンな状態になっている。
言い方を変えれば、無条件に受け入れる状態が整っているわけです。
だから、いちいち感情的に許可状態を作る必要がなく、
合図さえあればいつでもセックスできる状態になっているのです。
(もちろんその時の気分、シチュエーションに左右はされますよ)
ですから、抱きしめるという行為がそのまま合図となり、
当たり前なようにセックスという行為が始まるわけです。
だけど、そうでない男女の場合は、そうはいきません。
まず男性は別として、女性の方に受け入れ状態が出来ていないわけです。
おいそれとあっちこっちの男に体を許さないように、
ガッチリと壁が出来上がっているのです。
ですから、とにもかくにも、その壁を崩してもらって、
受け入れ体制を作ってもらわなければならないのです。
受け入れてもいいという心理状態を作ってもらう必要があるんです。
その一つの手段となるのが、欲情です。
性的な欲情は、受け入れてもいいという心理状態です。
男性を受け入れたい心理状態と言ってもいいかもしれません。
男性を受け入れてはいけないという壁と、
男性を受け入れたいという欲情、
これがぶつかり合い、欲情が上回れば受け入れ状態が作られるわけです。
いかにして欲情のパワーを高めることができるか、
これが鍵になってくるんですね。
では、どうやって欲情のパワーを高めるか?
その一つのヒントとなるのが、女性の妄想力です。
人間には想像力、妄想力があります。
これは男女どちらにも備わっていますよね。
一見、セックスに対する妄想力は男性の方が強いと思われがちですが、
実は女性の方が強い妄想力を持っています。
これまでにも何度かお伝えして来ましたが、
女性の妄想力というのは非常に強いものがあるのです。
女性は非常に妄想力豊かです。
街中のカップルを見て、その二人がどういうセックスをするのかを
妄想することも珍しいことではありません。
そして、女性を欲情させるためには、
この強い妄想力をいかに利用できるかが大きなポイントになるのです。
男性と女性の性的な刺激の受け方は大きく違います。
男性というのはおわかりのように、
かなり直接的、特にビジュアルからの刺激に弱いですよね。
AVなんて言うのはまさにその最たる例で、
AVというビジュアルで男性は性的刺激を受けるわけです。
しかし女性が性的な刺激を受けるのは何かというと、
ビジュアルなどの外部からの刺激ではなく、
むしろ妄想のような内から湧き上がる刺激に弱いのです。
女性がエッチな気分になる時というのは、
ドラマや映画でのラブシーンであったり、
小説のラブシーンがきっかけだったりします。
AVのような男女がセックスをしている直接的なビジュアルでもなく、
男性が裸になっている写真でもないんです。
そういうものではあまり興奮しないんですね。
ドラマや映画、小説というのは、想像力を使います。
単純に与えられた情報を受け取るだけでなく、
その情報を頭の中で変換し自分なりに構築するという
想像力を刺激されます。
女性というのは、そういった外部からの刺激によって
自分の中で生み出された妄想に性的な刺激を受けるのです。
ですから、男性の手だけでセックスを妄想し、
性的な刺激を受ける女性も結構多いです。
女性がムードに弱いのも、
この妄想力と無関係ではありません。
雰囲気やムードというのは、非常に曖昧で掴みどころのないものがあります。
しかしその分だけ、妄想の広がる余地があるわけです。
これがAVなどだと、完成された情報が与えられますので、
妄想の余地があまりないんですね。
だから、女性にとっての興奮材料としては弱いのです。
女性が性的興奮をする時の外部からの刺激の役割は、
あくまでも妄想を働かせるためのきっかけに過ぎません。
その外部からの刺激をきっかけに、
自分の中で広がる妄想が、女性にとっての強い興奮剤になるのです。
そのため、女性を欲情させるためには、
女性の妄想力をいかに刺激できるかが重要になってきます。
直接エロの情報を与えるのではなく、
女性の内部でエロの妄想を働かせるように仕向けなければならないわけです。
そこで下ネタです。
男性が女性を欲情させようとする場合、
大抵は下ネタ、エッチな話を使うと思うのですが、
これが注意が必要なんです。
というのも、男性が女性に対してする下ネタって、
男性仕様になっているんですね。
つまり、男性が興奮できる仕様の下ネタになっているわけです。
露骨な表現であったり、事実の確認であったり、
あまり妄想が広がる余地がない下ネタであることが多いんです。
それこそ経験人数が何人だとか、
今までエッチした過激な場所はどこかだの、
まあこれは極端な例ではありますが、
そういう妄想の働かせようがない話が多いわけです。
男性はいいんです。
それで興奮できますから。
でも、女性はそれでは興奮しないんですよね。
ただあった事実を聞かれた所で、何も興奮できる要素はないんです。
じゃあどうすればいいのか?
使えるものの一つとして、ストーリーがあります。
ストーリーを聞かせることで、
女性の妄想力を刺激することができるのです。
「友達に聞いたんだけど・・・」
なんて話を会話の中でよくすると思いますが、
そういうストーリーのある話って惹きこまれますよね?
人間って、ストーリーのある話には好奇心を刺激されます。
ストーリーがあると、そこに惹きこまれていってしまうのです。
と同時に、ストーリーというのは、想像力を刺激します。
聞いた話を元に、自分の中に自分なりの映像を創りだそうとしますから、
想像力が非常に刺激されるのです。
女性が小説などで妄想が刺激されるのがまさにこれで、
自分の中で映像を作り上げる必要があるからなんです。
うまくエッチなストーリーを取り入れることで、
女性の中にある妄想力を刺激することができます。
露骨なエロエロ話なんかよりも、
よっぽど欲情に繋げることができるのです。
もちろん、これはあくまでも手段の一つにしか過ぎません。
しかし、女性が欲情する仕組みと
男性が欲情する仕組みは違うのだということは
よく理解していなければなりません。
男性というのは、直接的な刺激に反応するものです。
しかし、女性は間接的なアプローチの方が効果があったりします。
「エッチしたい」と云われるよりも
「抱きたい」と言われる方が火が点くように。
男性と女性は違います。
だから面白いと言えるのかもしれませんね。