女の子とセックスするきっかけ作り、
そのために必要な「信頼感」と「性欲の喚起」。
そんな話が前回の記事の内容です。
まず最初の段階の「信頼感」。
これがないと、その女の子とのセックスは、
まずあり得ないでしょう。
だって信用もできない男と、安心できない男と、
自分の衣服を脱ぎ捨て、無防備な姿になり、
無抵抗な状態で全てをさらけ出して、
その男性を受け入れようと思いますかね?
まず思いませんよね。
そんな危険なことしないわけです。
そもそも女性は男性よりもセックスに不足していません。
選びさえしなければ、基本的にセックスをする相手は
女性ならすぐに見つかるのですから。
別に信頼感といっても、その男性になら全てを許せる、
といった全幅の信頼とでも言えるほどのものはいりませんが、
その男性と警戒心や不信感なく、安心して付き合える
そういう感情を持ってもらうことは必要不可欠なんです。
では、その信頼感をどうやって持ってもらうか?
その強力な手段の一つが「自己開示」です。
自己開示とは?
自己開示というのは心理学用語で、
自分の情報を他者に伝えることを言います。
自分の情報といっても単なる自分語りではなく、
人には言えないことや秘密にしていること、
隠しておきたい経験や言わないようにしている本音
などを他者に伝えることを言います。
簡単に言えば、内緒話を人に暴露することです。
この自己開示は、人と人との距離を一気に縮める効果があります。
自己開示をした人も、自己開示をされた人も、
その相手に対して信頼感を持つ効果があるのです。
例えばあなたが今までに誰にも話さないようにしていた
恥ずかしい過去の経験を勇気を持って話したとします。
そうすると内緒話を話してしまったことによって、
あなたは相手に対して「こんなに恥ずかしい話を暴露してしまった」という事実により、
「この人には秘密を知られてしまった。だからもう隠し事をせずに
全てをさらけ出してもいいんだ」という気持ちになると思います。
この「全てをさらけ出してもいいんだ」という気持ちこそ、
まさに信頼感の表れなのです。
また逆に、あなたが誰かから秘密の打ち明け話をされたとします。
そうするとあなたは「自分にだけ誰にも言わなかった話を信頼して話してくれた」
と思って、その相手から自分への信頼を感じ取り、好印象を持ちますよね。
このように秘密の打ち明け話をすることによって、
話した方も話された方も相手に対して信頼感を抱き、
心の距離が縮まり、全てをさらけ出せる関係になれるのです。
これが自己開示の効果です。
もちろん自己開示をしたからといって、
必ず信頼が芽生えるとは限りません。
自己開示に対する受け止め方も重要です。
例えば、あなたが意を決して秘密の話を打ち明けたのに、
それをバカにしたり笑ったりされたら、
その人に信頼を感じませんよね。
むしろ逆に心を閉ざして、もうこの人には何も話さない
と思うようになると思います。
秘密の打ち明け話をする、そしてそれを受け止める、
この関係ができて初めて信頼感が芽生えるのです。
この「自己開示」を上手く使うことによって、
信頼感や親密感を作り上げることができます。
女性を口説くのが上手な人というのは、
大抵はこの自己開示を上手に使っています。
自己開示をさせる方法
では、どうやって自己開示をさせればいいのか?
一つ、自己開示をさせる方法を紹介します。
それは、「自分から先に自己開示する」ということです。
自己開示には、ある種の法則があります。
それは、自己開示をされると、自己開示を返してしまうというものです。
自己開示、つまり相手の内緒話を暴露されてしまうと、
「自分も隠し事なく話をしなければ」とか、
「私もこの際だから話しちゃおうかな」と、
話された方も自己開示をしようとする傾向にあるのです。
ですから、自己開示をさせてその人との信頼感を築こうと思ったら、
まず先に自分から自己開示をすることによって、
相手の自己開示を引き出すことができるのです。
この自己開示のやり取りを繰り返していくことで、
より二人の間の信頼感が高まっていくのです。
そしてもう一つ、自己開示にはある特徴があります。
それは、自己開示をされた方は、
同様の内容の自己開示をする傾向にあることです。
例えば、あなたが子供の頃におもらしをした経験を暴露したとします。
それを聞いた方は、過去の自分のおもらしの経験を暴露する傾向にあるのです。
特に自己開示された方が、自分にも同じような経験がある場合、
その傾向はより強まると言えます。
「実は私も・・・」といった感じにね。
ですから、相手から引き出したい情報があるのなら、
先にその情報に関する自分の話を自己開示することで、
引き出したい情報を引き出すことができるわけです。
同様のものを返すというのは、話の内容の場合だけではありません。
自己開示された話の内容と同レベルの自己開示をしようとする傾向もあるのです。
自己開示、秘密の打ち明け話といっても、
その程度は様々ですよね。
絶対にこれだけは話したくないという強烈なものから、
進んで話そうとは思わないけど仲良い子にはこれくらいなら話していいかな、
といった軽めのものまであります。
自己開示に対して返す自己開示は、
相手の話のレベルと同じくらいのものを返そうとする傾向があるのです。
例えば、あなたが大人になってからおもらしをしてしまった話をしたとします。
それに対して幼稚園の頃におもらしをした話を返したら、
これは釣り合いが取れませんよね?
大人になってからのおもらしと、幼稚園の頃のおもらしとでは
話の重さもレベルも全然違うわけです。
その場合は、大人になってからおもらししたのと
同じくらいの重さやレベルの話を返そうとします。
こうした等価交換的なものは人間の習性であり、
自己開示に限った話ではありません。
プレゼントなんかでもそうですよね。
高級な名産品をプレゼントされたのに、
そのお返しにポッキーをプレゼントするのは、
釣り合いが取れず、気持ち的にはばかられるものです。
無意識のうちに「同じくらいのものを返さなきゃ」
そう思ってしまうのが人間の習性でもあります。
ですから、あなたが秘密の度合いが強いことを自己開示すればするほど、
相手は同じくらい秘密性の度合いが高いものを自己開示しようとします。
で、その秘密性が高ければ高いほど、
お互いの信頼感はより高まっていく傾向にあるのです。
ただ、自己開示の仕方には注意しなければなりません。
いきなりの強引な自己開示は、かえって逆効果になりがちです。
例えば、私がまだ親しくもないうちからあなたに対していきなり
「実は俺の両親が自殺してさ・・・」なんて
重い自己開示をされたらどう思いますか?
ドン引きですよね。
こうした強引な自己開示は、かえって距離を作ってしまうこともあります。
ですから、相手との関係性や話のシチュエーションなど
注意しながら自己開示を使う必要があるわけです。
つまり、空気を読め、ということです。
こうした自己開示を上手く使うことで、
女性との信頼感を作っていくことができます。
そして、モテる男や女性を口説くのが上手い男というのは、
この自己開示を巧みに使っているものなのです。
結構強力なテクニックですので、
ぜひ”きっかけ作り”に使ってみてください。